かずさDNA研究所の紹介

かずさDNA研究所の紹介

日時:

10月6日(土) 10月7日(日)

会場: きぼーるアトリウム2F
主催: 公益財団法人 かずさDNA研究所

【概要】
研究所の概要と、DNAが細胞内のどこで働いているか、どんな役割なのか、DNAの塩基配列はどうやれば調べられるかなどを説明してから、3つの研究部の研究内容を絵入りでご紹介します。


(1)植物ゲノム研究部
植物ゲノム研究部では、「植物ゲノム高密度DNAマーカー」と呼ばれるゲノム上の目印を多くの作物で探しつつ、平成18年度より進めている「DNAマーカー育種技術開発」の成果を活用して、国内外の企業や公的研究機関と連携して「育種」分野での研究を推進し、品種育成者、生産者の権利保護を目的とした「DNAマーカーによる品種識別技術の開発」に取り組んでいます。
パネルでは
「植物の形質にかかわる遺伝子を調べる」こととは?
「新しい品種を作る」こととは?
「植物の生育に関わる微生物を調べる」こことは?
という内容について解説します。
上記以外に、ゲノム解析も継続して実施しており、トマト(ナス科)の全ゲノム解読の成果報告(雑誌Natureで発表)についても(机上)の新聞記事にて紹介します。



(2)産業基盤開発研究部
産業基盤開発研究部では、これまでに行ってきたメタボローム解析技術※を活用して、植物、微生物、動物謝産物やそれらに由来する食品成分に関するデータベースを構築しています。
産業界との共同研究として、「育種に向けた落花生成分の研究」として、県産品である落花生系統の成分分析や、植物ゲノム研究部と協力して、トマトの成分分析を行い、新品種の育種や健康問題にも貢献しています。
様々な微生物のゲノム配列をまとめて解析するメタゲノム解析技術により、自然界に存在する新たな有用遺伝子の探索を行うとともに、遺伝子改変技術を用いて有用物質 生産が可能な微生物をつくるための技術開発も行います。
パネルでは
「代謝物の構造を調べる」こととは?
について解説します。
※メタボローム解析技術;メタボロームとは、「代謝物質」のこと。
代謝(生命がエネルギーを得る活動)することで作られたり使われたりするような物質のこと。



(3)ヒトゲノム研究部
ヒトゲノム研究部では、ヒト遺伝子の研究で、平成21年度に採択された文科省のプロジェクトを研究開発の核として、千葉県内外の医学研究機関との連携を更に深め、アレルギー・難治性炎症疾患・ガン・生活習慣病などの治療・診断に役立つ遺伝子・蛋白質解析手法の開発と発祥機序に関する研究を行ったり、人工染色体の安定性調節機構の解明や応用技術についても成果を挙げています。
また、これらの成果を活かして、先端ゲノム科学による健康問題の解決のための取り組みを継続し、千葉県内外企業との連携による事業化に向けての取り組みを推進しています。
パネルでは
「遺伝子の働きを調べる」こととは?
「体を守るしくみを調べる」こととは?
ということを解説します。
 


【おすすめ対象】
どなたでも