【概要】
約6600万年前の白亜紀末に恐竜を含む動植物を大量絶滅させた原因は巨大隕石の衝突だったと考えられています。1980年にこの仮説が提唱されて以降、衝突の痕跡探しが各地で行われ、1991年にはメキシコ・ユカタン半島で巨大衝突クレーターが発見されるに至りました。その後は、この衝突に伴う環境変動がどのようなものだったのかについて、地質調査や数値計算などによって研究されるようになりました。
今回の講座では、カリブ海周辺各国での現地調査の経験を交え、隕石衝突の痕跡探しがどのように行われてきたかを概説します。
【講師】
後藤 和久 (東北大学災害科学国際研究所准教授/元PERC上席研究員)
千葉工業大学 惑星探査研究センター(PERC)は・・・惑星がどのように形成され、どう進化するかの研究をはじめ、宇宙活動に必要とされる先端的な科学技術の開発研究を目的として2009年4月に設立されました。各分野のエキスパートが集結し、JAXA(宇宙航空研究開発機構・日本)、NASA(米国)、ESA(欧州)など国内外の宇宙研究機関と連携し、活動を展開。地球と生命の起源を知り、新たな知の世界を切り拓くことをめざしています。
【対象】
高校生~大人
【定員】
30名 (先着順)
【参加費】
無料 (別途、科学館への入館料が必要になります。)
【参加申し込み方法】
電話にて事前申し込み
※定員に満たない場合は、当日15分前に会場にて整理券を配布いたします。
※シリーズの講座ですが、1回の参加も可能です。
【お問い合わせ】
千葉市科学館
TEL:043-308-0511
(※この事業は、独立行政法人科学技術振興機構の「科学技術コミュニケーション推進事業(ネットワーク形成先進的科学館連携型)」により実施しています。)