【概要】
流星は私たちにとって身近な天文現象ですが、実は、太陽系始原天体である彗星や小惑星の塵・小天体を起源としていることが知られています。そのため、地球に居ながらにして、流星の観測を通じて太陽系の起源に迫る手掛かりを得ることができます。さらには、流星自身が大気の形成や生命の起源に密接に関わる可能性があるだけでなく、2013年2月にロシア・チェリャビンスク州で火球(大流星)災害が発生して以降、私たちの生活を脅かす顕在化した脅威として注目を集めています。
これら流星に関わる学説の解説に加え、当研究センターで現在取り組んでいる流星模擬実験や流星の宇宙観測について紹介します。
【講師】
石丸 亮 (PERC上席研究員)
千葉工業大学 惑星探査研究センター(PERC)は・・・惑星がどのように形成され、どう進化するかの研究をはじめ、宇宙活動に必要とされる先端的な科学技術の開発研究を目的として2009年4月に設立されました。各分野のエキスパートが集結し、JAXA(宇宙航空研究開発機構・日本)、NASA(米国)、ESA(欧州)など国内外の宇宙研究機関と連携し、活動を展開。地球と生命の起源を知り、新たな知の世界を切り拓くことをめざしています。
【対象】
高校生~大人
【定員】
30名 (先着順)
【参加費】
無料 (別途、科学館への入館料が必要になります。)
【参加申し込み方法】
電話にて事前申し込み
※定員に満たない場合は、当日15分前に会場にて整理券を配布いたします。
※シリーズの講座ですが、1回の参加も可能です。
【お問い合わせ】
千葉市科学館
TEL:043-308-0511
(※この事業は、独立行政法人科学技術振興機構の「科学技術コミュニケーション推進事業(ネットワーク形成先進的科学館連携型)」により実施しています。)