『摩擦空間に広がるマイクロプラズマの不思議』大人が楽しむ科学教室2021 身近な科学シリーズ

『摩擦空間に広がるマイクロプラズマの不思議』大人が楽しむ科学教室2021 身近な科学シリーズ

日時:

2021年6月19日(土) 14:30~16:00

会場: 千葉市科学館
主催: 千葉市科学館
【概要】摩擦面では思いもかけぬ不思議な現象が起こります。本講では、摩擦によって発生するマイクロプラズマ(このプラズマをトライボプラズマと呼ぶ)発見に至る過程について、摩擦面から放出される電子やイオン、さらに紫外線の計測を経て、プラズマ撮像の成功によりトライボプラズマを発見するまでの経緯をお話します。次いで、それがどのようにして発生し、どのような特性を持っているか、さらには日常生活や産業界の先端技術開発におけるその重要な役割についてお話します。
 
【講師】中山 景次(メゾテクノロジー研究所 代表)
 
【講師プロフィール】1945年1月21日に群馬県碓氷郡後閑村(現安中市)に生まれる。1974年東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻博士課程修了(工学博士)。大学院の研究テーマは化学的側面からのトライボロジー研究である。トライボとは「摩擦」を意味するギリシャ語を語源とする。1974年 通産省工業技術院機械技術研究所(現(独)産業技術総合研究所(産総研))入所。1996年に同所変形工学研究室長、2001年に産総研メゾテクノロジー連携研究体長を経て、2008年に千葉工業大学付属総合研究所教授となる。2014年に同大学退職に際し、個人事業の メゾテクノロジー研究所(代表:中山景次)を創立、現在に至る。この間、一貫してトライボロジー研究に従事し、2001年に摩擦によって発生するマイクロプラズマ(トライボマイクロプラズマ)を発見し、2003年に文部科学大臣表彰を受ける。なお、1974年~2000年に千葉大学工学部機械工学科非常勤講師としてトライボロジーの講義を行い、その要旨を「トライボロジー入門(共著)」として執筆して1990年に幸書房より出版する。本書は多くの機械工学系学生の教科書として使用される。1984年~1985年に 西独アレキサンダー・フォン・フンボルト財団リサーチフェローとしてドイツ国に留学し、ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)にて客員科学者として研究開発に従事する。また、1996年~2005年に東京理科大学大学院理工学研究科客員教授、2004年・2006年にはリヨン工科大学(仏)で招へい教授として大学院生の研究指導にあたる。
 
【日時】2021年6月19日(土) 14:30~16:00
 
【会場】10階 探究実験室
 
【定員】20名
 
【対象】高校生~大人(テーマに関心のある小中学生の参加可)
 
【参加申し込み方法】
事前に電話、または科学館7階事務室にてお申し込み
電話:043-308-0511(代表)受付時間9:00~17:00
 
【参加費】
無料(要常設展入館料)