【概要】自然界では川の流れや雲の動きなど、空間的に一様な系から非一様なパターンが生まれる現象が多くあります。千葉大学サイエンスプロムナードの新展示の乱流屏風もその一例で、一様な流れが乱れた流れに転移することが知られています。これは、一様な状態に現れた揺らぎが成長し、不安定化すると考えることで統一的に理解できます。講演では具体例を挙げながら揺らぎとパターン・秩序の生成について考えていきたいと思います。
【講師】北畑 裕之(千葉大学 大学院理学研究院 物理学研究部門 教授)
【講師プロフィール】2001年、京都大学理学部卒。2004年4月より京都大学助手。2006年3月、学位(理学)取得。2008年3月より千葉大学で勤務。非線形非平衡物理学、特に非線形振動子、パターン形成、アクティブマターに関する実験的・理論的研究を行っている。
【日時】2021年6月20日(日) 13:30~15:00
【会場】10階 探究実験室
【定員】20名
【対象】高校生~大人(テーマに関心のある小中学生の参加可)
【参加申し込み方法】
事前に電話、または科学館7階事務室にてお申し込み
電話:043-308-0511(代表)受付時間9:00~17:00
【参加費】
無料(要常設展入館料)