【講座概要】精密農業（スマート農業）は、農場のばらつきを詳細に記録し、データに基づいて環境負荷と収益のバランスを重視する営農マネジメントであり、農業者との協働が必須になる。これを応用し、東京都府中市において、市役所や農業者および小学校教職員の協力のもとに、臭いの問題を解決し、給食残渣を堆肥化して地元農家が野菜栽培し、給食に提供するという、小さな市内循環システム構築の経験を紹介する。
【講師】澁澤栄（東京農工大学卓越リーダー養成機構 特任教授）
【講師プロフィール】1953年群馬県生。農学博士。1976年北海道大学農学部卒、1981年京都大学大学院農学研究科博士課程中退後、石川県農業短大、北海道大学農学部、島根大学農学部、東京農工大学農学部を経て、2001年同大学教授、2018年定年退職、現在に至る。1996年より日本型の精密農業研究に取り組む。日本学術会議会員、内閣府総合科学技術・イノベーション会専門調査会委員など歴任、著書に「精密農業」（朝倉書店2006）など。
【日時】2021年5月4日(火･祝) 13：30～15：00
【場所】10階 探究実験室
【定員】20名
【対象】高校生～大人（テーマに関心のある小中学生の参加可）
【参加申し込み方法】
事前に電話、または科学館7階事務室にてお申し込み
電話：043-308-0511（代表）受付時間9:00～17:00
【参加費】
無料（要常設展入館料）