何かに色や形などを似せて捕食者をだます「擬態」は幅広い生物に見られる適応的な生物現象です。例えば、私たちの身近にいるアゲハチョウも、幼虫は鳥の糞や食草に似せ、蛹は緑や茶色の保護色を使って捕食者の鳥などをだまします。また、沖縄などに生息するシロオビアゲハでは、メスの一部(擬態型)が毒蝶のベニモンアゲハに翅の紋様や飛翔行動を似せて捕食を逃れるベイツ型擬態を示します。本講演では昆虫の多様な擬態とともに、アゲハチョウがどのようにして擬態を制御し、作り出しているのか、その不思議を紹介します。
【講師】藤原晴彦(東京大学 名誉教授)
【対象】高校生以上※テーマに関心のある小中学生の参加可
【申込】Googleフォーム/往復はがきで申込。抽選。申込締切:3月5日(火)
【お問い合わせ】
千葉市中央区4-5-1 Qiball(きぼーる)内7-10階
TEL:043-308-0511
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